しみんのもりや、こうせつえんなど、みずばのあるところでは、トンボたちがつぎつぎ羽化しています。
トンボは、ようちゅうのときは水の中にいて、ヤゴとよばれています。ヤゴは、せいちゅうになるじきがくると、水から出て、羽化します。
ちょうなどは、ようちゅうのつぎにさなぎになりますが、トンボはならないのです。ですから、トンボは、不完全変態(ふかんぜんへんたい)といいます。へんたいというと、へんなことをかんがえてわらうひとがいますが、いみは、ムシなどのすがたがまったくかわることをいうのです。
このトンボは、たぶんルリボシヤンマだと思うのですが、はっきりしません。詳しい方、教えてください。
まずはさかさまになって、足がかたくなり、ものにつかまれるようになるまでかわかします。
あたまが緑色なのは、あたまに血が上っているのです。いや、この場合は下がっているのか。
むしのちは、赤ではなくて、緑色なのです。そう思うと、この写真、かなり苦しそうですよね。
その次に、足でつかまって、しっぽを抜いて、羽を伸ばしていきます。上の写真とは別な個体です。
羽にも血がかよって、うす緑色になっています。このあと、羽がかわくにつれて、透明になっていきます。
冬になると、近所の木の多い公園などで見かけることがあるラブリーな小鳥です。
真っ白な顔に、黒い眼と小さなくちばしがちょんちょんとついています。しっぽがかなり長くて、大きく見えますが、体の大きさはとても小さい方です。
冬になるとと書きましたが、実は夏もいる鳥で、留鳥といいます。夏の間は、けっこう山の林の中で、木の枝の間で生活しているので、なかなか見かけられないのです。冬になると、麓の方に下りてきて、木も葉を落とすので見えやすくなるのです。
もう、ちょろちょろと、ちっともじっとしておらず、写真に撮るのが大変です。
とてもかわいらしいので、人気があるようで、写真集なども発売されています。
この顔の白いシマエナガは、北海道でしか見られないようで、本州のエナガは顔に線が入っています。
北海道の冬によく見られると言うことで、「雪ん子」とか、「雪だるま」とか、「雪の妖精」とか、いろいろ言われているようです。
シマエナガは、エナガの亜種になります。シマとは、北海道のことを表すそうです。
えさは、木の実、樹液、虫などです。特にアブラムシが好きと言います。バードテーブルに肉の脂身を置いていたら、食べに来るという話も聞きます。けっこう脂っこいものが好きなのかも知れません。
しっぽが長くて、体の半分ほどを占めます。そのため、ひしゃくの柄を連想して、柄が長いで、エナガと呼ばれるようになったそうです。
このシマエナガちゃんたちは、上八雲で出会いました。3羽ほどがちょろちょろと、あっちいったりこっちいったり、けっこう見ている人のそばまでやってきていました。8月9日、台風5号が太平洋を通り過ぎ、函館は台風一過の素晴らしい青空になりました。風が強いものの、天気予報では、夕方から弱まるという予報。
これは、もう、行くしかないと決断しました。
しかし、ロープウェイで行く御殿山だと、夜景の上に北極星が来ません。なんとか夜景と北極星をとりたいので、千畳敷に行くことにしました。
函館山には車は、夕方5時から10時まで通行止めです。バス、タクシー以外は、入り口で止められます。
また、つつじ山駐車場に車を置いて、山の上を歩く手もありますが、つつじ山駐車場から千畳敷までは、平坦ではありますが2Kmの道のり。麓から旧登山道で、1.6Kmの道のり。どっちもどっちですね。ただ、つつじ山駐車場には、タイヤの跡がいっぱいついています。暴走族のような輩が騒いでいる証拠です。そんなところに愛車を一晩置いていて、ぶつけられたり、いたずらされるのもいやです。
そんなわけで、下から歩いて上ることにしました。テント、寝袋、三脚2台、衣服など、けっこうな荷物です。去年このために用意したキャリーに縛り付けて、出発です。背中には、リュックサックに朝食、飲料水、おやつなど。肩にはカメラバックに一眼デジカメペンタックスK-5、ニコンp610、リコーWG4GPS、そして交換レンズなど。なかなか重いです。
函館山入り口で早速止められました。下の駐車場に行きたいというと、通してくれました。下の駐車場に車を置いて、旧登山道を上り始めてすぐに後悔しました。階段だらけです。キャリーは、平坦なところだと楽ですが、階段を上ったり下りたりするのは、苦手です。仕方なく、前でだっこしたり、後ろに背負ったりして、なんとか上っていきました。もういくらも進まないうちから、汗だくです。
2合目をこえたあたりから、階段ではなくなったので助かりましたが、本当に疲れました。上っている最中、外国人さん(白人)が登山道を上っていました。男の人は、あいさつもなしにどんどん行ってしまいました。しばらくしてきた女の人は、少しおしゃべりしていきました。昨日は大澗にいたんだとか。こんな薄暗くなっても、上っていくのは外国人さんばかりというのが、面白いです。日本人は、数人のグループが下山してきただけでした。
登山道では風がなくなり、天気予報通り!と、ウキウキしながら上っていきました。途中、恵山がくっきりはっきり見えました。この透明度、この空はなかなかないぞーと、うれしくなりました。
そして、千畳敷に着きました。風がものすごいです。あれれ、天気予報はどうなったの?さっきまで風がないと思ったのは、風が山にさえぎられて当たらなかっただけのようです。千畳敷は山の上なので、風がビュービューです。
どうしようかなと思いましたが、天気予報はどれも夕方から風は弱まるでしたので、とりあえずテントを設営しました。すでに暗くなりかけていたので、急ぎました。
そして、下見で決めていた砲台跡に行きました。風が半端ではありません。三脚ごと、カメラが吹っ飛びそうです。スーパーの袋に、砲台跡の崩れたコンクリートなどを入れて重しとして、三脚にぶら下げました。これで1台は安定しました。
しかし、軽い三脚とカメラの方は、手で押さえていないと、簡単に倒されてしまいます。風に吹かれながら、じっと耐えてみました。
津軽海峡の見える南側は、漁り火がけっこう明るいです。でも、月や、火星、土星、アンタレスの三角形も見えました。
函館の夜景、思ったよりもずっとずっと強力でした。夜景がかぶらないようにすると、星がほとんど写りません。星に合わせると、夜景が白く飛んでしまいます。仕方がないので、露出4秒で夜景に合わせることにしました。カメラのインターバル撮影では、1000枚までしか撮れないので、約1時間しか持たない計算になります。
風に耐えながらじっとしていましたが、風で体温を奪われて、ぼんやりしてきました。こっこれはまずいっ。夏山で低体温症とか、しゃれにならん。とりあえず、一眼デジカメを放置して、テントへ撤退することにしました。カメラ、倒れないでくれよと願いながら、テントに引き返しました。
テントにもどったのはいいのですが、風がすさまじく、テントごと吹っ飛びそうです。とても寝られるような状態ではありません。どうしたもんじゃろうのうと、考えました。砲台跡の基地に逃げ込めば、風はしのげそうですが、かな~りこわい雰囲気があって、あそこでは寝たい気がしませんでした。
さてさて、困ったなあと思っていたら、ひらめきました。トイレに逃げよう。トイレはしっかりした建造物ですから、風でどうこうなるものではありません。よっしゃと、シートと寝袋だけ持って、トイレへ行きました。ちょうど男子トイレの入り口付近が、風をしのげていい感じです。においはしますが、この際ぜいたくは言っていられません。
このトイレのこの場所で寝ました。おかげで、ぐっすりと寝られました。そして、夜中の1時半、目を覚ましてみると、風が弱まっていました。カメラを回収して、テントに寝ることにしました。テントもカメラも、風に耐えて、がんばって立っていました。
そしてとれたのがこの写真です。
なんとか夜景と星を両立させようとして粘りましたが、私の力ではこんなもんでした。クリックして、大きくしてみてください。
テントで寝たのはいいのですが、夜中の3時頃、おばさんの声で目が覚めました。はああー??函館山の上で、夜中の3時に、女の人の声~!!なんですかー!!あり得ないでしょうと、こわごわテントから出ましたが、もうどこかへ行ってしまったようで、だれもいませんでした。(この話をすると、みんなお化けが出たんだというのですが、お、お化けなんかいないに決まっているでしょう!人間に決まっているんだらねっ!)
さて、3時に起きたので、どうしようかと思い空を見ましたが、雲が来ていて星は無理そうです。でもせっかく来たのですから、雲の動きをとることにして、千畳敷の展望台にカメラをセットしました。
その時の動画です。
函館山の雲の動き
https://www.youtube.com/watch?v=1n_ztwzd0CQ
朝日の朝焼けがきれいです。ご覧ください。
また、もう1台のカメラを下に置いて、空を写した動画がこれ。
うろこ雲の変化
https://www.youtube.com/watch?v=OtcssVNcPTo
函館山、5時6時頃になると、次々登山者が上ってきます。聞くと、毎日上っている人たちなんだそうです。真冬でも、真っ暗な中、ライトつけて上っているそうです。びっくりポンです。
もう少し、ゆっくりしていたかったのですが、上ってきた人に、ここ、テント張っていると注意されるぞと言われて、下りてきました。
どこにもキャンプ禁止とはなかったと思いますが・・・。
八雲は酪農と農業の町。あちこちで、北海道っぽい風景が見られます。
八雲の風景の動画もあげています。
八雲の夜明け
https://www.youtube.com/watch?v=Ky6UVevHqNY
遊楽部岳にかかる雲
この土日もいい天気。星を見るには絶好の天気です。
と言うことで、上八雲から八雲にかけていい場所を探して回りました。
上八雲にもいいところはあったのですが、トイレが近くにないなどの条件で、八雲育成牧場に決定。
育成牧場には展望台があり、そこの地下?には、トイレもある。牧場内なので、たぶん熊さんも来ないだろう(という予想)。見晴らしもよく、街灯も目につかない。などが決め手になりました。
これが展望台。
展望台からの風景。
ただ。トイレは、ものすごい虫の山でした。蛾、コガネムシ、ヒメギス、etc・・・。これは、夜も明かりが付き続けるために、誘引されたものでした。(虫嫌いな方は、覚悟して入りましょう。)
展望台も夜の間、明かりが付き続けるので、そこの駐車場では、星を見るには不適です。でも、ちょっと離れた道路で、星が十分楽しめました。展望台までは、夜景を見るための車が夜中でも来ますが、さすがにその先の道路まで来る車はいませんでした。
北側は八雲市街地で、ちょっとかぶります。でも、噴火湾のカーブがきれいです。
この写真には、中央やや右側にペルセウス座流星群の流星が写っています。
南側は、明かりがなくて、最高です。天の川がくっきりと見えました。
この天の川が動く様子を動画にしてみました。ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=pURAlYH7ZUc
天頂も天の川がばっちりです。
アンドロメダ座のM31銀河も写りました。
これは、ペンタックスのo-GPSを使って、普通の300mmズームレンズで撮ったものです。M32も写っています。いい空だというのがわかってもらえるでしょう。
昼まで勤務していましたが、いい天気なので、突然時間休をもらって、大沼へ出かけることにしました。急いで帰って、晩ご飯をかっ込み、大沼へ出発。
目指すは、ターフルドウリバージュのところの公衆トイレの前。ここは、去年から下見をしていて、5月に1度星の写真に挑戦したところです。
さっそく湖畔に三脚を立て、撮影開始。今の一眼デジカメは設定さえすれば、あとは自動でシャッターを切ってくれるので、たいした楽です。
撮り始めるとヒマなので、七飯町に住む同僚に電話して、付き合ってもらったりしました。
ただ、大沼は観光地なので、車のライトで照らされたり、観光客がライトを照らしながらお散歩に来たりと、ちょっと勘弁してほしいところは、いろいろあります。まあ、それでも、空の暗さや、トイレがあることやら、ロケーションの良さなどを考えると、大沼はいいところです。
で、撮れた写真がこれです。
20h13m~23h54mまでの約4時間の写真です。
クリックすると大きくなります。
ライトなどで照らされたために、所々、不自然に明るくなっています。
この写真は、30秒露出の写真をパソコンで合成したものですから、ライトに照らされたしまったコマを外すこともできます。すると、星の軌跡に途切れが出てしまうのですが、全体としてみた場合に、不自然な明かりがない方がいいかもしれません。そこで作り直したのがこの写真。
さて、どちらがお好みですか。
で、私は、プリウスの中で、車中泊していました。
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